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石川県白山市の酒の宮崎のブログ

奥能登の白菊、谷泉と天狗舞、手取川、菊姫などを販売しています。

日本酒離れの原因について

ネットでいろいろ見ました
多くの見解が
「三倍増醸酒が添加された酒が市場の90%を占めるから、べたつく、悪酔いする
等でこの酒を、悪者あつかいする論法」
そして
専門家たちは「美味しい日本酒をしらないから、日本酒離れ」だと言う。
専門家は言う「おいしい日本酒を知れば、日本酒人気が復活する」

これは本当だろうか?
実は消費者の多くは既に美味しい日本酒があることを知っているのではないか?
消費者の声はこうだ
「旨いね、でも高いね」
ビールと雑酒の関係を思い浮かべると、
「ビールはやっぱり旨い」と多くの人は言う。
でも多くの人はビールを飲まずに雑酒を飲む。
旨いのは百も承知なのだ。でも値段に勝てないのだ。

さてビールと雑酒の価格比率 ビール:雑酒=207:135=1.53:1.00
価格はコンビニ価格

つまり消費者は1.5倍の価格のビールが
「たとえうまいと分かっていても買えないわけだ」

清酒に置き換えると
旧2級クラスの酒1.8L:パック酒2.0L=1400:980
1.8L換算に置き換え↓
旧2級1.8L:パック1.8L=1400:882=1.58:1.00
価格は酒DS価格

と言うわけで旨いと分かっていても買えないわけだ。

つまり何をいいたいか?
理想は1.8Lで1200円から1300円くらいで本醸造クラスの酒が買えれば、
1000円以下のパック酒とk戦えるのではないか?
現実的には生産コストを考えると到底あり得ない。

真面目に作った本醸造は1600円は越えてしまう。

さてどうしよう?

そんななかでも当店は1700円ほどの真面目に作った本醸造クラスを薦めて売っているし
今のところ、順調に売れている。

石川の蔵元さんに言いたいのはもっと本醸造クラス(一番下のクラス)を一生懸命作ってください。1000円以下のパック酒にコストパフォーマンスで対抗できる酒を造って下さい。値段は1700円でいいんです。決して安売りしてとは言っていないんですよ。

それに対して、まだまだ清酒離れを食い止めるのに3,000円以上の酒で頑張っている石川の蔵元の姿が見えます。3000円以上の酒は東京の人に売る酒ではないでしょうか?
と私は思います。私は思います。

その他の日本酒離れとしては「食生活の変化」「家族で食事しなくなった事」などもあるようです。これは否定しません。それもあります。

石川の酒 酒の宮崎

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