やっぱりウマ~でした
お魚講座を思い出したので開催。
魚の輸送手段には
「下氷(したごおり)」と「水氷(みずごおり)」と大きく2つの方法があります。
サバや鯵、ぶりの幼魚(ふくらぎと石川県ではいいます)こちらは水氷で流通させるのが一般的です。水氷の長所は乾燥しなくて、魚の色が保てます。
一方短所は、36時間以上海水につけると氷が溶け、魚に水分が入って、逆に鮮度してしまいます。
一方、下氷ですが、短所は魚が渇いて見た目が悪くなる、長所は36時間以上たっても、水分が浸入しにくいのです。氷の跡が魚についてしまいます。
さて思い出してみましょう。
スーパーのサンマ、水氷じゃなかったですか?(パックは除く)
サンマの場合は見た目が大事ですので、また比較的短時間で売れますので、水氷が一般的になっております。
サンマ以外にも青魚(鯵とかイワシとか)は一般的に色が大事ですので、水氷ですね。
さて、昔ですね。魚を翌日に残す時、水氷から下氷に移し変えます。
水氷は色目対策であり、海水が魚に浸入しますので、長期保存には下氷なのです。
さて皆様の買い物に置き換えると非常に難しいですね。
魚屋さんでコレを理解している人は少ないですし。
言える事はパックの魚は控える事、下氷で乾いた魚は避ける事、水氷で時間が経っていそうなものは避ける事、という事で、買う魚がなくなってしまいました。
何を書いているのか?
最善の策はスーパーが開店したときに、魚をバラ売りしているお店で朝一番に鮮度劣化がしていない常態で捕獲する事ですね。パックしか売っていないお店は問題外です。
または朝どれの魚を買うこと、しかしコレもまた問題があります。文字通り、朝取れただけたったそれだけの魚が存在します。
これはですね。魚のグレードの問題。取れたばかりであっても痩せているものは美味しくありません。多くのスーパーでは知っていて美味しくない魚を売っています。
「朝どれ」「新鮮」の宣伝文句を使って言葉巧みにですね。
やはりいつもの話ですえ。信用のおけるお店と言う結論にならざるを得ません。
魚に応じた鮮度管理ができるお店。必ずしも見た目に拘らない、頑固な意志を持ったお店。チョットハードルが高い事は承知しております。
で地元の小さなマジメな魚屋さんに朝一番にオススメを黙って買う、それ良いですね。
変な話、分かりにくい話ですが、意識して少しでもおいしいものをマジメなお店から買ってもらえると日本中の小さなお店は救われます。
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